税理士法人三部会計事務所

Sanbe Accounting Group

お問合わせ

INFORMATION

お知らせ

[ファイナンシャル]

FPCafe vol.8 「上手な保険の入り方」


◇無駄のない保険選びを

 保険会社が競い合うように様々な種類の保険商品を出していますね。以前は、保険会社から勧められるままに保険に加入してしまったという方が多かったようですが、最近は節約志向の高まりとともに「保険は自分に合ったものを自分で選びたい」と考える方が増えてきました。保険の仕組みは複雑で分かりにくいし、商品もたくさんありすぎて選ぶのが大変。納得のいく保険選びのためには、信頼できる専門家のアドバイスを受けたり、複数の会社の商品を比較してみるなど、面倒がらずに自分で研究することも大切です。

◇目的を明確に

 保険を検討するときは、まず、自分や家族に考えられる経済的なリスクはどんなものがあるかを考えてみましょう。
 例えば、独身時代には死亡に備える生命保険よりも自分自身の病気に備える医療保険の方が重要です。また、結婚して子どもができたら死亡保障が最優先になります。たくさんある保険商品も、自分の保障ニーズを明確にすることで、必要な保険が絞られてきます。

◇必要保障額を計算してみましょう

 ご自分の必要保障額を計算してみたことはありますか?必要保障額とは、自分に万が一のことがあった場合に、遺された家族が当面の生活に困らないために必要な最低限の金額のことで、家族構成や現在の収入、資産状況、子どもの年齢などに応じて一人ひとり異なります。
 必要保障額=将来の遺族の生活費+その他の必要資金(教育資金、結婚資金援助、住居費など)-見込まれる収入(配偶者の収入、公的保障、預貯金など)で計算します。ちなみに、遺族の生活費は、一番下のお子様が独立するまでの期間は現在の生活費の七割程度、子どもが独立した後の配偶者のみの期間は五割程度で考えます。
 これらを計算して出てきた額が皆さんの必要保障額、つまり死亡保険金の目安となります。自分が実際に加入している生命保険の保険金額と比べてみましょう。もし保険金が少なすぎたら、せっかくの保険も加入している意味がないですし、多すぎる場合は無駄な保険料を支払っている可能性がありますので見直しが必要です。

◇ライフステージごとに見直しましょう

 必要保障額は、ライフステージの変化とともに変わります。一般的に、独身時代や共働きで子どもがいない間は死亡保障はほとんどいりませんが、子どもが生まれたら一気に必要保障額が増えます。一番のピークは末っ子が誕生したときで、数千万円にのぼる場合があります。
 子どもが小さいうちは共働きも難しくなり、収入が減る家庭も多いと思いますが、子育て期間は保険料の安い掛け捨てタイプを取り入れるなど、なるべく保険料を抑えながら大きな死亡保障を確保したいものです。
 子どもの成長とともに必要保障額は徐々に減っていきます。子どもが独立した後は死亡保障よりもご夫婦それぞれの老後に備えた医療保障を充実させましょう。
 このように結婚、出産、子どもの独立などのライフステージごとに保険を見直すことが上手な保険加入のポイントです。

--

Date:2011年3月10日

3/10

[ その他のお知らせ ]

お問合わせ

税理士法人 三部会計事務所
TEL.024-922-1300
FAX.024-922-6363

メールフォーム

知恵袋情報

セミナー/イベント案内

MORE

お役立ち情報

さんべ通信バックナンバー

(PDFファイル)

MORE

さんべ通信をFAXでお届けしています。
ご希望の方は、下記までお電話でお申込みください。
TEL.024-922-1300