税理士法人三部会計事務所

Sanbe Accounting Group

お問合わせ

INFORMATION

お知らせ

[ファイナンシャル]

FPCafe vol.7 「マイホーム取得のために考えておくこと」


◇将来も含めてトータルに考えよう
 マイホームの購入はだれもがあこがれる人生の一大イベント。住宅メーカーの展示場などを訪れると、どんな家にしようかと夢は膨らみますね。ただし、人生の中で最大の買い物でもあるだけに、後で後悔しないよう、将来の生活設計を視野に入れて賢くマネープランを立てることも大切です。
 特に念頭に入れておきたいことは、住宅を購入すると物件価格のほかにも様々な費用がかかることです。
 例えば、土地、建物を取得したときにかかる不動産取得税などの税金や登記費用、火災保険料などで、これらを合わせると物件価格の5~10%程度と言われます。その他にも引越し費用や家具の購入費用も予算として考えておかなければいけません。
 また、購入後も住宅ローンの返済に加えて、固定資産税や都市計画税、マンションの場合は共用部分の維持管理費などが継続してかかりますので要注意です。
 ちなみに不動産取得税は住宅用の場合、減額される制度がありますので、忘れずに手続きしましょう。
  
◇「借りられる額」ではなく「返せる額」
 住宅ローンを組むときは、これらの総費用と将来のライフプランを踏まえたうえで、「毎月いくらなら無理なく返せるか?」と考えることが重要です。現状の家計収支や年収、貯蓄額などを再確認するだけでなく、今後予定されるライフイベント(出産や子どもの教育費、退職後の収入減など)を含めた将来の家計変動も考慮に入れて、余裕を持った資金計画を立てましょう。
 そのためにもライフプランを作成してシミュレーションすることをお勧めします。できれば毎月の返済額は手取月収の25%以内に抑えたいものです。

 

◇自分に合った無理のない計画を
 住宅ローンは金融機関が様々な商品を出していますが、大きく分けると「全期間固定金利型」「固定金利期間選択型」「変動金利型」の3種類があります。一般的に金利が上がりそうな時には固定金利、下がりそうな時は変動金利を選ぶと良いと言われますが、それぞれの商品の特徴を理解して自分に合った返済方法を選びましょう。
 全期間固定なら、将来にわたって返済額が確定するため計画が立てやすいというメリットがあります。ただし、金利が高い時期に借り入れすると結果的に返済総額が多くなる場合があります。計画性を優先したい方や、将来収入が増えるかどうかが不安な方向けです。
 固定金利期間選択型と変動金利型は、全期間固定よりも当初の金利が低く設定されています。一定期間が過ぎると金利の変動に応じて返済額が変わってくるため、計画が立てにくい面があります。


◇政治・経済の動きも見極めて
 よく耳にする「フラット35」は、住宅金融支援機構と民間金融機関が提携している住宅ローンで、35年間金利が変わらない固定金利型の商品です。一定条件を満たす省エネ住宅や耐震性の高い住宅については、当初10年間の金利が年率1.0%優遇される優良住宅取得支援制度「フラット35S」という商品も出ています。
 そのほかにも金融機関の金利優遇キャンペーンを活用するなど、少しでも有利に借り入れできるよう情報収集してみましょう。
 今後、消費税が上がるという話も出ています。住宅は金額が大きい分、金利や消費税率が数%上がるだけで数百万円の差が出てきますので、政治や経済の動きもよく見極めたいですね。

(ファイナンシャルプランナー 三部香奈)

 

FPCafeバックナンバーはこちら 


 

--

Date:2010年12月15日

12/15

[ その他のお知らせ ]

お問合わせ

税理士法人 三部会計事務所
TEL.024-922-1300
FAX.024-922-6363

メールフォーム

知恵袋情報

セミナー/イベント案内

MORE

お役立ち情報

さんべ通信バックナンバー

(PDFファイル)

MORE

さんべ通信をFAXでお届けしています。
ご希望の方は、下記までお電話でお申込みください。
TEL.024-922-1300