虎旅vol.1
今回からスタートする"虎旅"。難しい会計や税務の知識から少し離れて、ほっとするような情報を連載していきたいと思います。
近頃の事務所の様子や心安らぐほんの話・・・ちょっと耳寄りな福島情報などいろいろな分野で皆様とちょっとイイ話を分かち合えればと思います。
タイトルの"虎旅"とは、まだまだ未熟者で奈落の底に突き落とされっぱなしの虎の子(私)が、日々遭遇し見たり聞いたり調べたりする様々のできごとを旅に喩えて報告していきたいという意味が込められています。それでは記念すべき第1回!!
『たいせつなきみ』という絵本をご存じですか?絵本なんて子供が読むもの・・・と思わずに本文を最後までお読みいただければと思います。意外にイイ絵本ってたくさんあります。
この『たいせつなきみ』という本の中では、毎日お星様のぴかぴかシールとダメシールをくっつけあって生活している小人たちの話がでてきます。
この村では良いことや、得意なことをするとお星様シールを身体にはってもらえます。お星様のシールをたくさん身体に貼っている小人が素晴らしいのです。逆に失敗したり特技が何もないとダメシールを貼られてしまいます。
主人公のパンチネロという小人は何も取り柄のない男の子でした。毎日毎日ダメシールを体中に貼られて、馬鹿にされていました。自分はダメな小人なんだとガックリ肩を落として生きていました。
そんなパンチネロがある日ルシアという女の子に出会うのです。ルシアにはダメシールもお星様のぴかぴかシールもどっちも貼られていませんでした。ルシアにシールが貼られないワケをパンチネロは教えてもらいました。それは自分を作ってくれた創り主に会いに行くというのです。
パンチネロは自分を作ってくれたエリに会って、エリにとってパンチネロは大切な小人なんだということが分かりました。エリにとってはみんな同じ小人なのです。
人と比べて優劣をつけることが日常茶飯事の私たちの世界ととっても似ていると思います。ダメ人間のレッテルを貼られたり、逆に素晴らしいと周りに評価されることが生き甲斐になっていたり・・・私たちも自分で勝手に生まれてきたのではなく、意味があって作られた一人一人!だから、無価値な人なんて一人もいないですよね。人の評価もレッテルもなんにも気にせず生きる生き方っていいなと思います。(チリヒト)
--Date:2008年12月15日